センター概要
埼玉県障害者交流センターは、障害のある人の社会活動分野における全県的な拠点施設として、平成2年4月に浦和市(現在のさいたま市)に開設しました。各種相談や研修をはじめ、文化芸術活動やスポーツ活動の振興を図るための事業を総合的に展開しています。
文化施設として会議室、研修室をはじめ、工芸室、図書資料室、おもちゃ図書館、福祉機器展示コーナー、ホール(200席)、調理研修室、音楽室、和室、相談室などがあります。スポーツ施設には、体育館、トレーニング室、プールの屋内施設と、ソフトボール場、運動場、ゲートボール場、アーチェリー場、テニス場があります。いずれも、障害のある人が安心してお使いいただけるよう配慮されています。

理念・方針
基本理念
障がいのある人もない人も互いに支えあい、
地域でいきいきと暮らせる社会の実現
~基本方針~
どこでも、つながる、ささえあう
地域における社会活動の促進と環境の整備「どこでも」
障害のある人が身近な地域で気軽に社会活動に参加できるよう、地域における社会資源を有効に活用し、県内いずれの地域においても継続的に社会活動に参加できる環境の整備に努めます。
社会活動に関する総合的な支援体制の確立「つながる」
医療・保健・福祉・教育…企業、NPO、ボランティア団体等との連携を図り、障害のある人に対するきめ細かな一貫したサービスを提供できる体制を確立します。
福祉意識の啓発と福祉活動への参加の促進 「ささえあう」
福祉活動に関する様々な体験や実践を通じて、障害への理解と自然に助け合える意識づくりを進め、誰もが地域づくり推進の担い手としての役割を認識しつつ、共に支え合い交流する「参加型福祉社会」の実現を図ります。
沿革
- 平成2年4月1日
- 開所 埼玉県社会福祉事業団が管理運営を受託
- 平成2年5月
- 広報誌「わいわい広場」創刊号発行
- 平成6年4月
- ホームページ開設
- 平成10年11月
- 第1回ジャパンパラリンピックアーチェリー大会会場
- 平成16年11月
- 第4回全国障害者スポーツ大会(彩の国まごごろ大会)アーチェリー会場
- 平成17年3月
- センターイメージキャラクター「とびっきーくん」命名
- 平成18年4月
- 指定管理施設移行 埼玉県社会福祉事業団が受託
- 平成23年4月
- 指定管理施設受託(2期目)
- 平成28年1月
- 利用者500万人達成
- 平成28年4月
- 指定管理施設受託(3期目)
- 令和3年4月
- 指定管理施設受託(4期目)
事業概要
私たちは基本方針に基づき、交流センターの運営を簡素で分かりやすい事業体系として分類し、利用される皆さまのニーズに則した幅広いサービスを総合的に提供します。
社会活動支援事業
障害のある人のために工夫された文化・スポーツプログラムを提供します。また、クラブやサークルの設立を推進するとともに、各団体が主体的な活動を展開できるように継続的に支援します。

地域支援事業
県内各地域の福祉施設、特別支援学校、障害者スポーツ指導員等とのネットワークを構築して、障害のある人が県内のあらゆる地域でスポーツや文化活動に取り組めるよう職員を派遣して支援します。
人材養成・育成事業
障害のある人の社会活動を推進するために、指導者やボランティアを養成します。
また、ボランティアが主体的に活動できる環境の整備に努めます。
情報提供・相談事業
福祉に関する情報を体系的に整え、個人や団体からの相談や問い合わせに対して迅速に対応します。
また、社会活動促進に関する市町村への施策提案や各事業を円滑に運営するためのノウハウを提供します。