わいわい広場第374号 令和3年10月発行 募集 交流陸上大会 他 報告 若尾圭介と音楽仲間を開催しました 読者の広場 18年分の息子との伴走を振り返って 特集 福祉のことば レッツチャレンジ 今月の予定 交流陸上大会 日頃の成果を大会で発揮してみませんか 日時 11月23日 火曜日 祝日 午前9時から12時 予定 場所 上尾運動公園陸上競技場  対象 障害のある方 予定 定員 未定  新型コロナウイルス感染防止の観点からこれまでの定員よりも減少する可能性があります 費用 1000円 申込み 詳細は大会要項をご参照ください 問合せ スポーツ指導担当 10月の個人利用できない日 体育館 トレーニング室 STT室 プール 現在 予約制のため お問い合わせください 運動場 10日 日曜日 午前 午後 16日 土曜日 午後 17日 日曜日 午前 午後 ソフトボール場 16日 土曜日 午後 17日 日曜日 午前 午後 アーチェリー場 ゲートボール場 17日 日要否 午前 午後 午前 9時から11時30分 午後 13時から17時 夜間 17時30分から20時  都合により変更となる場合もございます  現在利用時間が通常とは異なっておりますので詳しくは 受付または職員にお問い合わせください 特集  福祉のことば 障害者交流センター庶務担当 山野 生 障害者交流センターに赴任したころ 水泳大会で両手足に欠損の障害のある方が泳いでいるのに驚き 溺れないかとドキドキしながら見ていた ゴールの際に すごいな と思ったのと同時に 障害があるのに挑戦をしているのではなく 障害があるからこそ挑戦しているのかなと勝手ながら感じた  その時に思い出した福祉のことばを紹介したい 文字数の関係で敬体でなく常体文で失礼します  前略 身体障害者は致し方なく周りの後を追うことではなく 障害以前よりも成長した新しい生き方をして 一般の人が環境喪失を克服するためのサンプルを示さなければなりません 中略 障害者は いつかこのようにいえる日を心に期しているべきです  もし私が障害をもっていなかったなら 果たしてここまでやってこられたであろうか と 第7回アジア太平洋リハビリテーション会議総会パネル 1983年4月11日クアラルンプール 永井昌夫 生起する身体障害者の役割り 当時国立身体障害者リハビリテーションセンター精神科医長であり自身が頸椎損傷による身体障害のあった永井昌夫氏が今から38年前に行った講演の一部抜粋である 特に最後のことばが印象に残り 学生時代に講義でもらったこの資料 A3両面刷り3枚は長年保管してきた 私には高校時代に塾に行く途中で交通事故に遭い高次脳機能障害や身体障害のある弟がいる 本人は30歳を過ぎたが 障害の特性で幼い発言を繰り返しているので 周囲も障害があることを察して優しく関わってくれる  しかし私は 本当は頭が良くて進学校に通っていたんだ という想いが頭をよぎる 有名大学に進学したかもしれない 弁護士になったかもしれない 交通事故を担当した弁護士だって同じ高校出身者だったんだ などと失った可能性を最大に増幅して感じてしまう 叔父にあたる弟の様子に少し戸惑う私の娘たちに対して 本当は頭がよかったんだよ などと言ってしまう 今の弟を庇うつもりが結果的に否定してしまい申し訳ないが 本当なら と可能性の喪失の感情は拭えないのである 当事者であればなおさらなのではないだろうか 先程の 果たしてここまでやってこられたであろうか と評価できるときはいつなのか そんな日が弟にやって来るのかも分からないが 有名大学や弁護士ではないもっと特別な可能性の実現があるのだろうか 単調になってしまった弟の生活に このままでいいのかという焦りや新たな挑戦への期待が入り交ざるような 福祉のことばである 読者の広場  18年分の息子との伴走を振り返って 大門規予さん 忠央 さん  24歳の重度知的障害を伴う自閉症の息子を持つ母です 就労施設で働く傍ら 余暇には水泳とマラソンを楽しんでいます  振り返れば6歳のとき 何か運動をさせたいとセンターの水泳の講習に参加したのがその始まりでした 水に慣れない息子に 顔つけ 水中での息吐きから丁寧にご指導いただきなんとか習得することができました 今では当時のスタッフの方と思い出話に花が咲きます  1年が経った小1の夏には 毎日親子でセンターのプールに通い練習をするようになりました 今思えば私も若かったこともあり必死だったな と感じます 今ではそのパワーは微塵もありませんが 笑  そこから色々なご縁があり 今では水泳チームに入らせていただき練習をしています それと同時に中学生の頃からマラソンの練習も開始し 高校生でハーフを 一昨年にはフルマラソンを完走しました 水泳もマラソンも必然的に呼吸が深くなり 無心になれるという観点から始めたものですが 今では息子自身の良いルーティンとなっていると思います  今の息子の姿は私自身が 何か運動を と思い描いていた頃のものをはるかに超えています 息子をはじめチームの方々 また国体やパラリンピックを目指す方々がひたむきに練習する姿に尊敬の念を抱きます 私自身は応援することしかできませんが 最大のサポートをこれからも近くで続けていきたいです 報告 若尾圭介と音楽仲間を開催しました  9月11日 土曜日にボストン交響楽団オーボエ奏者である若尾圭介氏と娘さんの圭良さん ヴァイオリン 寺嶋陸也さん ピアノによるクラシックコンサートが行われました  毎年恒例のコンサートですが 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり 約2年ぶりの開催となりました  はじめに若尾氏のオーボエソロで会場が一気に惹きつけられ 寺嶋さんの心地よいピアノの音色に酔いしれました そして今回は圭良さんの演奏がメインとなりました 圭良さんは若手ヴァイオリニストの登竜門であるメニューイン国際コンクールで優勝されるなど華々しくご活躍されています 素晴らしい表現力で涙ぐまれる方もおり 至福のひとときとなりました 募集1 交流水泳大会 2年ぶりの大会開催 水泳愛好者の方々おまちしています 日時 12月5日 日曜日 場所 交流センター プール 対象 障害のある方 予定 定員 未定  新型コロナウイルス感染防止の観点からこれまでの定員よりも減少する可能性があります 費用 一人1000円 予定 申込み 10月開始予定 問合せ スポーツ指導担当 募集2  埼玉県障害者アートフェスティバル実行委員会協力事業 打楽器ワークショップ 楽器の演奏経験がない方もみんなでいっしょに楽しみましょう 日時 11月7日 日曜日 午前10時30分から12時 場所 ホール 対象 センター利用証をお持ちの方 定員 20名 先着順 費用 無料 講師 マツムーチョ 荻原松美先生 シエナ・ウインド・オーケストラ打楽器奏者 申込み 10月8日 金曜日から 10月31日 日曜日 問合せ 文化 芸術担当 募集3 ハンドメイド教室 自分で作る楽しさを味わいましょう 日時 11月7日 日曜日 午後1時30分から3時 内容 アクセサリー作り 場所 第1工芸室 対象 センター利用証をお持ちの方 定員 6名 抽選 費用 キーホルダー800円 ヘアゴム600円 申込み 10月17日 日曜日から 10月30日 土曜日 問合せ 文化 芸術担当   募集4 料理教室 パン作り ふっくらおいしい手作りパンを焼きます 日時 11月25日 木曜日 二部制  ①午前10時から12時 ②午後1時30分から3時30分 場所 調理研修室 対象 センター利用証をお持ちの方 定員 ①②各4名 抽選 費用 500円 申込み 10月20日 水曜日から 11月3日 水曜日 問合せ 文化 芸術担当 募集5 蕎麦打ち教室 さいたま蕎麦打ち倶楽部の講師による本格的な蕎麦打ち3回コースを体験してみましょう 日時 11月9日 23日 12月7日 各火曜日 全3回コース 二部制 ①午前10時から11時30分 ②午前11時30分から午後1時 場所 調理研修室 対象 センター利用証をお持ちの方 定員 ①②各3名 抽選 費用 毎回1000円 原則3回分を一括納入 申込み 10月2日 土曜日から 10月16日 土曜日 問合せ 文化 芸術担当 募集6 視覚障害の方向けパソコン教室 iPhone中級編 iPhoneを使い始めたが 便利に使えない人を対象に音声ソフトを使用した便利な使い方を紹介します 日時 11月28日 日曜日 午前10時から午後4時 場所 第1 2会議室 対象 埼玉県在住の視覚障害者の方 定員 8名程度 先着順 費用 無料 申込み 10月23日 土曜日から 11月6日 土曜日 問合せ 文化 芸術担当 やってみよう レッツチャレンジ 家でカラダを動かしませんか このコーナーではスポーツ指導担当から 家でもできる体操やストレッチなどを毎月ご紹介します  ゆっくりがコツ スロートレーニング 筋肉に力をいれてゆっくり動かすと 血流が制限され 小さな負荷でも筋肥大 筋力増強効果が得られます ポイント 1セット5から10回 3セットを目安に 呼吸は自然に 動作は4秒かけながら 腹筋 ●足をイスやクッションなどに乗せ 頭を少し床から上げておく ●上半身をひねりながら起こし 右手で左足の横を触る 反対側も行う 太もも お尻 ●膝を床と平行になる高さまで上げる ●上げた足を後ろに引き 元の姿勢に戻る 肩回り ●体の前方で 肩をすくませるようにして重りを持つ ●肩を上げながら後ろへ回し 後ろから前に戻す